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黒御影石墓石クリーニング時の天端面研磨の必要性

石材を扱う業者様にとって、黒御影石墓石等の扱いは特に注意を払い慎重・丁寧に行います。その理由として黒御影石は『傷が付き易い、割れやすい、ツヤの有無が判りやすい、ツヤが飛びやすい』等々、黒御影石特有の性質があるからです。
墓石クリーニングにおいても同様で、傷つきやすい特性からより慎重に水垢除去などを行う必要があります。
黒御影石は白御影石のような硬い石英分が無く、鉱物自体は柔かいので傷が付き易いのです。また吸水率が極めて低いので、各天端面等は水垢等の汚れ成分が蓄積され易く一体を汚れの膜の様に覆ってしまい、天端に反射して映り込む物もハッキリ見えないレベルになります。
黒御影石天端 施工前
黒御影石の特性からもその様な汚れを酸性洗剤で除去するのは危険度が高いので、砥石等傷の付きにくい何らかの道具で擦る・削る等して物理的に水垢汚れを除去しますが、事前に良く埃汚れ等を除去しても様々な角度からよく見ると極薄い線傷が付いてしまいます。硬い水垢成分を引きずりながら擦るという作用から、どうしても擦った傷跡が発生します。パッと見判らない事も多いですが、良く見て一回でもその線傷に気付いてしまえば皆気になるはずです。
黒御影石墓石の場合はそのまま終了せずに、特に天端面だけは傷を消す意味でも仕上げとして#5000以上のダイヤモンドパッドあるいは微粒子研磨剤が入ったパッドで水を流しながら湿式研磨する方がベストです。天端面のツヤもさらに上がり、反射で映り込む物の姿もハッキリ映り込むようになります。
黒御影石天端 施工後
 
2022年06月02日 13:26

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